マチへお出かけ
きのうは、長崎に住んでいる友人が熊本に来たのにあわせて、久しぶりに飲みに出かけました。
下通あたり。
いわゆる「マチ」です。
その前に熊本駅に用があって寄ったら、ローカルテレビ局の「KAB元気フェスタ」というイベントしてました。
普段は車ばっかりなので、市電に乗るのも久しぶり。
長崎に住んでいる友人は、学生時代は熊本にいたので地震のことは気になってたみたいで、待ち合わせの前に益城町まで行って被害を見てきたそうです。
他に八代市に住んでる人、中央区に住んでる人が集合して四人での飲み会に。
話題は自然と地震のことになりました。
被害の少なかった長崎と八代の友人が主に聞き役になってくれて、南区在住の私と中央区在住の友人の体験談をひたすら語りました(^_^;)
そういえば、こんなに地震のことを誰かに話したのって初めてかもしれない。
家族や職場や近い友人なんかだと、みんな大変な思いをしてるから、という気兼ねが出てくるのか、かえって地震の話はしないんです。
先日も、2000回オーバーだと報道されていた地震の回数が、精査してみたら4000回越えてたってニュースありました。
何じゃ、そりゃ。
腹が立つとか、ショックとか通り越して、笑うしかないって。
もう、少々のことでは驚かなくなりました。
こう書いてはみたものの、目に見えないダメージは大きいと思います(^_^;)
阿蘇山大噴火
深夜に阿蘇中岳が爆発的な噴火しました。
上空約11000メートルまで火山灰は噴石が飛んでったそうです。
上空の火山灰は、風に乗って大分~四国~関西方面まで飛んでるそうです。
熊本市は風上にあたるので、ほとんど灰は降ってません。
阿蘇の中でも風向きで降るところ降らないところがあります。
灰の被害でいったら、大分のほうがひどいはず(^_^;)
私んちは熊本市といっても南区で海が近いので、阿蘇からはそうとう離れているので、いたって普通に過ごしています。
雨も降ってきたので、空気中の灰を洗い流してくれるはず。
今回のは火山灰が本州まで飛んでるそうなので、参考になるか分かりませんが、地元民からアドバイスを。
火山灰はガラスと同じ成分なので目に入ると危険です。
外出するときはメガネ的なものをしてったほうがいいですよ。
コンタクトしてる人は目をこすらないようにして下さい。
喘息など気管が弱い人はマスクして下さい。
灰をかぶると黒い服は白く、白い服は黒く汚れるのでそれ以外の色を選んで下さい。
車についた灰は絶対に水洗いして下さい!
ガラスと同じ成分なので、指で触ったり乾いた布で拭いたりすると表面に傷がつきます。
基本的に屋内にいれば大丈夫です!
こんなの地震に比べたら何てことないっすよ。
熊本に住む以上、噴火はある程度覚悟の上ですからね。
普段はこの何倍もの恩恵を受けてますから、火山灰は税金みたいなもんです!
ちなみに、噴火したのは「中岳」の第一火口です。
阿蘇五岳(中岳、高岳、烏帽子岳、根子岳、杵島岳)の通称として「阿蘇山」と言ってますが、正式には阿蘇山という山はないんですよ~(^o^)
あげたかなさげたかな
ちょっと前の話ですが、我が家の地域では中秋の明月の日(今年は9/15)に、「あげたかなさげたかな」という行事があります。
たぶん熊本市内でも有数の穀倉地帯である我が家周辺だけの行事じゃないかな。
どんなことをするかというと、日本版のハロウィンみたいなもので、子供たちが近所の家を一軒ずつ廻って、お菓子をもらいに行くのです。
詳しいことは分かりませんが、元々はお月見に供える芋やタンゴを子どもが盗んだのが発祥らしいです。
で、今は正々堂々と玄関から入ります。
扉を開けるときのあいさつとして
「(お供えものを)あげたかなさげたかな」と大声で言うのです。
迎える家でも、あらかじめお菓子を用意しておきます。
そんな高価なものじゃなくて、うまい棒やチロルチョコやハッピーターン程度のお菓子です。
小学校の6年間だけのイベントで、すごい楽しかった記憶があるんですよ。
朝の登校班(懐かしい!)のグループ数人で夜の近所をウロウロするのが楽しくて(笑)
6年生が1年生の手を繋いで面倒を見てあげます。
1年生は「あげたかなデビュー」で、大人の階段を登りますね。
ご近所の大人もみんな顔見知りで、一軒家しかない田舎だから成立する行事なんでしょう。
私のときは、これで1週間くらいおやつがいらなかったような気がします。
どのルートで回ると効率的か事前に6年生が検討して、戦略的に動いてたんですよ。
何日分のおやつを確保できるか死活問題でしたから(^_^;)
今は少子化で、やってくる子供も少くなって、なかには親御さんが一緒にくるところもあるんです。
子どもだけで行くから面白いのに。
大人がよその家にお菓子もらいに行ったってしょうがないでしょうよ。
けど、こういう田舎の行事は出店もないし地味だけど、細く長く続けていってほしいです。