阿蘇山という山はない

熊本のことをいろいろと。

4月14日は何をしていたっけ?

入浴中に地震にあい、シャンプーもせずにお風呂から出た私は、家族と一緒にテレビをつけて、被害の状況をチェック。

震源地はどうやら益城町阿蘇のあたり。熊本市内でも被害が出ているらしい。

けど、この段階ではまだ余裕がありました。
停電もしなかったし、南区で海の近くにある我が家は、阿蘇まで車で1時間以上離れてるし。
今は実家に家族と住んでいるので、一人じゃないという安心感もありました。
テレビを見ている間に何度も余震で揺れるので、その都度庭に出てしばらく待機。
玄関先に座っている間に、地元の友人数人にメールやラインで安否確認をしました。
一人暮らしの女性数人に「大丈夫?」とメールすると、割とすぐ
「怖かった。避難したほうがいいかな」
と返信が来ました。
「怖いなら避難所に行きなよ。一人にならないほうがいいよ」
とさらに返信したあたりで、もう大丈夫かな?と屋内に戻りテレビを見ていると、また揺れて庭に出るのを何度か繰り返し。
これじゃきりがないので、避難所に行こうとなったのが、確か23時を過ぎたころだったと思います。

貴重品と着替えとペットボトルの水と毛布を車に積んで、両親と祖母と一緒に家を後にしました。
我が家は犬1匹、猫2匹飼っているんですが、ペットは置いていくことにしました。
うちは田舎なので、猫は室内飼いはせず普段から外に出しています。
このときも2匹とも外出中。

たくろうくん 12才。
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よしだくん 3才。
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たろうくん 4才。
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犬は庭の犬小屋にいます。(一城の主です)

避難所に犬は連れていけないし、犬を普段から車に乗せてないので、かえってストレスになるだろう、と仕方なく留守番してもらうことにしました。

そして、近所で一人暮らししている親戚のばあちゃんを迎えに行き、同じく近所に住む妹家族(妹、甥、姪)の車と合流して、地元の公民館へ移動しました。
公民館も車で数分のところなので、避難しようと決めてから、避難所に着くまで20分くらいだったと思います。
避難所になっている公民館は人だかりになっていて、とても中に入れません。
広い駐車場も車でいっぱい。
こんな田舎のどこにこんなに人がいたのか!

どうやら、海沿いに住む人たちが津波を警戒して早めに避難してきたらしいです。
避難所の中はお年寄りとか体の不自由な人が優先で、私たちは車の中で朝になるまで待機することに。
なんとか妹家族と一緒に駐車できるスペースを見つけて、車を停めました。
しばらくすると、市の職員が車の窓を1台ずつノックして、「毛布いりませんか?」と丁寧に聞いて回って来られました。
うちは持参したのがあるので、必要なかったけどありがたかったです。