阿蘇山という山はない

熊本のことをいろいろと。

4月14日は何をしていたっけ?

熊本市南区民の私にとって今年の4月14日は忘れられない日になりました。

14日と16日に震度7地震を2回もくらってしまって、大げさじゃなく生活や人生が一変してしまいました。

といっても、我が家の被害はほとんどなく、お風呂のタイルがはがれたくらいですみました。


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地震保険の申請のために撮っといたやつ。うちの被害はこの程度。

それでも車中泊を経験したり、津波警報で避難したり、支援活動で義援金集めるイベントをしたり、人生初体験のことが目白押しでした。

まだまだ地震の「渦中」にいる私たち熊本県民と、県外(特に九州外)の人との温度差に過剰に反応した時期に、県外の複数の友人から

「みんな何かしたいと思っている。テレビやネットで見るのと現地の人と話すのではぜんぜん違う。もっと声をあげたほうがいいよ」

そんな声をいただきまして、そういうことなら「情報発信」してみるかとブログを書いてみる気になりました。

地震からもう3ヶ月近くたって、そんなゆとりも出てきたような気がします。

 

改めて手帳の4月14日のページを見返すと、もう10年もたったような気が…。

私は「ブレイルフレンド」といって、点字楽譜モチーフのアート作品を作っているんですが、4月18日と5月2日から作品展の予定だったんですね。

braillefriend.jimdo.com

 

昼間は作品展の資料を作ったり準備をして、家に帰って夕食を食べてお風呂に入った直後に地震が起きました。

地鳴りみたいな音、家がきしむ音、お湯がバシャバシャ跳ねる音。

揺れがおさまるまで、5分以上かかったような気がしたけど、実際は十数秒ってとこでしょうか。 
家が崩れて死ぬ前に、とりあえず服は着させてくれよ。 
全裸の死体は発見されたくない! 
そんなことをお湯の中で考えているうちに揺れがおさまったので、急いでお風呂を出ました。

シャンプー中じゃなくてよかった。